2022/07/14 13:17

くらしを すてきにデザイン


路傍の草花、庭の花、プレゼントした花、花屋さんで売っている花、
いろいろな花を押し花にして、
短いはずの花々の命を美しく、長く暮らしの中で楽しみませんか?
「エッ、押し花だって?」
「あの、理科の宿題でやった、まっ茶になってしまったアレのことですか?」
「あの押し花で暮らしの中がすてきになるのー?」
よくこんな質問を受けます。
チョット待ってください!
ルーツは植物標本だったのですが、技術の進歩により押し花は美しく仕上がり、
絵になったり、グッズになったりして、暮らしの中に取り入れられるように
なってからもう半世紀になるのです。
まっ茶茶にならないで、美しく押し花にする方法は幾つかありますが、
日本レミコ押し花学院が提案している吸水ボードで花の水分を
急速に脱水すると、花は原色のまま、美しい押し花ができます。
吸水ボードは粉末剤より扱いが簡単で、安全性が高く、再生して何度も繰り返し
使うことができるので、経済的でもあります。
ただし、吸水ボードがどんなに優れたものであっても、花を無造作に
挟み込んで押せば良いというわけではありません。
「じゃ、押し花初体験の人が花を美しく仕上げるためには、
どんなことに気をつけたらいいの?」
まず、花の姿をよく見てください。一重咲き、八重咲き、球根の花、木の花、
ボール状の花、厚みのある花、薄い花…。花はそれぞれ特徴のある形と色彩を
持っていることに気がつきましたね。
押し花を自由に作画するために、まず、生花を、その特性に基づいて美しく
押し上げるための技術的なエクササイズが必要となります。
「そんなに深く極めなくても、手軽に楽しむための最短距離の技術を知りたーい!」
わかりました。そんな即席派の為に基礎的なことをちょこっと教えましょう。
その前にこれだけは知ってください。
押し花の楽しみは花と会話をしながら自らの手で押すことです。
「私があなたをきっと美しい作品にするからね」
手間と根気がいりますが花と対話してるうちに、いつしか気持ちが落ち着き、
やすらぎ、豊かな時が流れていることに気がつくでしょう。
失敗にこだわらないで
① 初心者は厚みがあって形の複雑な花は避けましょう。
花弁がうんと薄い花も難しいので避けましょう。
小~中輪で取り扱いやすい花をいろいろ体験しましょう。
② 花を押し花にする前に、花の形態を写真に撮ったり、スケッチしておきましょう。
葉を茎から外したり、花弁を分解したりすることもありますから、作画のときに
重宝します。
③ 雨の後や朝露など、花の表面に水分が乗っている状態で押し花をすると
仕上がったときの水分が花弁の表面にシミや汚れとなって表れてきます。
必ず水分をふき取るか、しばらく放置して、発散させてから押してください。
④ 花は鮮度の良いものを押してください。何日も飾った花や少しくたびれた
花を押しても、美しい押し花にはなりません。切り花の二番咲き、三番咲きの
花も色彩が美しくありません。葉や茎やつぼみも、良い作品には必要です。忘れずにね。
⑤ 一般的には天気の良い日の午前10時から午後2時ごろまでに採集して、押し花に
するとできばえが良くなります。花屋さんで買ってきた花は、新しいうちに押しましょう。


さあ、皆様もチャレンジしてみてください!


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